大塚仲町 浅野屋 (そば、うどん)

大塚3丁目9ー2
電話 03-3941-1683

春日通りと不忍通りの交差点付近。以前は「大塚仲町」と呼ばれ、今は「大塚三丁目」。駅から向かうと春日通りの右側、交差点の3軒手前にあるのが「大塚仲町 浅野屋」そば うどん店。 近くには「韋駄天」の「金栗足袋発祥の地」もあります。

創業は100年前の大正8年(1919年)。現当主、箕浦康雄さんが4代目を継いだのは昭和44年(1969年)、もう50年になりました。

うどんも蕎麦も自家製麺で細造りが特徴。これは群馬県館林ご出身の祖父が、故郷のうどん作りを参考にしたことから始まったようです。館林は日清製粉創業の地でうどんの街としても有名ですね。細造りには茹でる時間が短く、燃料も節約できるという当時の事情もあったそうです。

店舗の内装は物作りが好きな現当主の箕浦さんがすべて手がけたもの。 壁の大きな百人一首の「下の句」を敷き詰めた作品(近くの「かるた会館」ゆかりの品)の額縁も、あり合わせの鴨居を使った手作りです。店内のメニューもすべて店主直筆。よく見ると見慣れない変わった名前のメニューもありますが、これは女将さんのアイデアが多いとか。

「おかめ玉子丼」(YouTubeで人気)、「ちからばかしうどん」(お餅とたぬき、狐の具が乗って、化かしあい)、もりあいのり、ざるあいのり(いずれもうどんとソバのあいのり)。ただ、たくさんあるメニューの中で「一番出るのはカツ丼」だそうです。

以前食事に入った時、随分と留学生が良く来る店だなと思っていましたが、近くにあった「フジ国際語学院」(現在は閉鎖)に通う生徒さんたちご愛用の店だったようです。最初に来店した中国の留学生が「カレー丼」を食べて帰ったのがきっかけで、友人たちも集まるようになりました。留学生の目的は食事をするだけでなく、ご主人や女将さんとの会話を楽しみにきていたようです。ご主人も留学生の相談に乗ったりアドバイスをしたりと楽しそうです。 語学学校を卒業してからも、大学や大学院への進路、日本企業への就職相談と今でもお付き合いが続いています。今回茗荷谷界隈でお話を伺っていた時も留学生からの電話相談がひっきりなしでした。

「今までに面倒を見たのは30人くらいかなぁ」とご主人。叱るときは叱る、褒めるときは褒める。本音で語りかけるご主人の人柄。頼りにされるのもわかります。

100年続いた「大塚仲町 浅野屋」さんも今後のことは未定。「来年にはなくなっているかも知れないよ」とご主人は冗談めかしていますが、お二人ともまだまだ元気。どうぞ長く続きますように。来年の大河ドラマ「韋駄天でこの辺りもお客さんが増えると良いねぇ」。その通り、期待しましょう!(2018年8月24日)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です