パティスリーHiyama
樋山夫妻のパティスリーHiyamaは8年前にこの地でオープンしました。もともとは栃木のお菓子屋さんの御曹司だった樋山博之氏が都内で30坪以上のスペース確保にこだわって探し続け、やっと見つけ たのが千石三丁目交差点にほど近い千川通りの今の場所でした。現在の広さはお菓子の制作スペースをいれて40坪、かなり広く感じますが「もう手狭になってきました」と樋山さんは言います。
店の正面は白い壁で隠されているように見えますが、ちょうど目の高さに覗き窓のように横に広がるウィンドーが切られ、中の様子がわかります。店舗のデザインは平成20年度の商店コンクールで「文京区長賞」を受賞しました。
樋山さんお勧めの一品が「極(きわめ)スフレチーズ」、「石窯でじっくり火を通すので口当たりが優しく、とろけます。」Hiyamaの特徴としてはお菓子の種類の多いことと、ご当地「文京」を頭につけたお菓子を揃えていることです。「文京ロール」「文京サブレ」「文京マダム抹茶」「文京ラスク」これらを詰め合わせた「文京菓風(ぶんきょうかふう)セット」と他の場所に住む知人へのお土産に喜ばれそうです。「文京サブレ」の奇妙な形は「文京区の形」をそのまま作ったもので区内の名所旧蹟がパッケージに描かれ文京区のPRにも一役買っています。
私の好きなお菓子はカウンターの上に積まれた「餅シュー」、注文を受けてから初めて皮の中にカスタードが注入されて膨らみます。カロリー的には心配ではありますが、 シューのお餅のもっちり感とカスタードクリームが一緒になってとても美味しいのです。(2015,01,15掲載)