COFFEE HOUSE ラペ
COFFEE HOUSE ラペ
(La Paix)
広々としたスペース、しかも40年以上前から続いていた立派なカフェなのに、これまであまり人の目に(私の目に限ってですが)触れることがありませんでした。
実際にお店の真ん前に居るのに椿の木の後ろのお店に気が付きません。看板は有ります。が、これも椿の植込みに隠れていますから一生懸命に探さないと見つからないのです。
お店の名前はフランス語読みでラペ、「平和」と言う意味です。元大手メディアのカメラマンから脱サラしたお父さんがご夫婦と二人の娘さんの4人で始めた「家族のカフェ」。昼下がりに遅めのお昼にやってくるご近所のお年寄りにとっても「家族の会話」ができるこのカフェはたいへん居心地が良い場所でしょう。「9割が常連のお客様」と言うのは大いにうなづけるものです。
因みに娘さんのお祖父様は共同印刷で製本技術を指導されていたとか。お二人は明照幼稚園を卒園(私の後輩です)。此処では「茗荷谷界隈」の話にも熱が入ります。ランチメニューのトーストとコーヒーのセット価格600円はありがたい。ジャムは4種類の中から2つ選べます。(今回はピーナッツバターとマーマレードを選びました)。コーヒーは作り置きではなく注文を受けてからドリップを始めます。「40年、ずうっとこのやり方」とお母さんは胸を張ります。(2015, 01,29掲載)