Rinz TOKYO    Cycle+Cafe&Dining

住所：文京区春日２−１−１１−１F

Tel  : 03-3830-0057

Facebook : www.facebook.com/rinztokyo

営業時間　１１時〜２３時（コーヒーテイクアウトのみ：朝９時３０分から）水曜日定休

茗荷谷界隈からすこし遠くなりますが、伝通院前交差点から坂を下り安藤坂の信号から巻石通りを右折して６０メートルほど。右手にあります。小日向方面からは、金富小学校の前を安藤坂に向かう左側になりますね。

一見すると最近のモダンな自転車屋さんのように見えますが、レストランと一体になって今年4月にオープンしたRinz Tokyoです。　自転車屋さん(最近はサイクルショップと呼ぶようですが）のコーナーでコーヒーぐらい飲めるところは他にもあるかもしれませんが、レストランと自転車という組み合わせは本邦初？かもしれませんね。

建物の外側の壁も板材で覆われ、前面いっぱいに広がるウッドデッキやガラス越しに見える働く人、木のカウンターやテーブル、外から眺めているだけでも温かみが伝わってきます。

「Rinz」は「自転車の車輪」と人と人との「輪」の集まる場所を表す名前だそうです。このお店は４年前有楽町の自転車ショップで働いていた友村さん(オーナー）と銀座のイタリアンレストランのシェフをしていた鴫原（しぎはら）さん（オーナーシェフ）の二人の出会いから始まりました。自転車好きの鴫原さんがショップに通って友村さんと意気投合、二人のスペシャリティを生かす夢を語り合っているうちに誕生したのがこのお店です。そもそもが「人の輪、人の和」から始まっているのです。

自転車に囲まれて本格的なイタリアンをいただいたり午後のひととき、カフェを楽しみながら自転車を眺めるなんて自転車好きにはたまらないでしょう。反対に私のように自転車に縁遠いお客が食事のついでに興味本位で乗ってみたくなることもあるかもしれません。　自転車店が夜１１時までオープンしているのも魅力です。

店内の居心地の良さも格別です。テーブル席で自転車を眺め、カウンター席では鴫原シェフの調理を眺めたり、コーナーのソファ席でゆっくりしたり、また陽気の良い季節には木で囲まれたテラス席も用意されています。近隣のマンションの皆さんのお集まりの場所として好評と言うのもわかりますね。

お二人のこだわりは「本物」。レストランではパンも、クッキーも自家製手作り。メニューの種類もなかなか本格的で、席数など外見から想像するレベルを超えています。床や壁は本物の板材、天井も壁紙ではなく敢えて「漆喰」で塗りました。自転車の品揃えはどちらかというと「初心者向け」だそうですが、店頭には「試乗用自転車」も何台か置かれていますので、友村さんに声をかけてください。

自転車本体ばかりでなく、関連の部品や小物、友村さんの妹さんが作る手作りのアクセサリーなども楽しめます。コーヒーは「ALLPRESS espresso」。清澄白河のロースタリー（焙煎をしているカフェという意味だそうです）で焙煎された豆を使ったコーヒーが供されます。テイクアウトもできますよ（朝９時３０分から）

Rinzの上の三つの輪は　自転車の車輪、コービーカップ、料理プレートをそれぞれ表しています。

夜のメニューから田舎風パテ（左）、鮮魚のカルパッチョ。

。(2015/12/21掲載）