拓殖大学國際教育会館
拓殖大学の留学生日本語研修施設として使われている国際教育会館。建物は元東大総長、内田祥三氏の設計によるものです。東大の安田講堂や、小石川植物園の本館も同氏の設計で、奈良の唐招提寺を模しているそうです。
1933年(昭和8年)、義和団事件の賠償金を基に「東方文化学院」として建てられました。
東方文化学院は東京と京都に設立されましたが、東京については東大の本郷キャンパスにある「東洋文化研究所」に引き継がれているそうです。
戦後は外務省の研修所として利用されていましたが2003年(平成15年)からは拓殖大に移管されて今日に至っています。
外務省の研修所時代、外交官だった小和田雅子さんもここに通って研修を受けていたとのです。(2015,02,06掲載)