cafe&factory PaLuke (パルケ)
cafe&factory PaLuke (パルケ)
文京区小石川5−31−6
電話
Webサイト http://paluke.com
Facebook https://www.facebook.com/paluke20160514/
営業時間 8:00~21:00 (月定休)
駅前から湯立坂を下り千川通りの手前、窪町東公園のお向かいに新しいカフェが生まれました。名前は「cafe and factory PaLuke(パルケ)」。大塚三丁目の cafe&bar totoruの2号店になります。5月14日(土曜日)のことでした。
「PaLuke(パルケ)」はポルトガル語の「公園」と「光」から作った造語、「陽が射し込む公園のような気持ちの良い場所」となることを願った店名です。 名前の通り、間口全面に広がるガラス(ドアもガラスです)のおかげでcafeそのものが窪町東公園の一部のようです。
ここなら保護者のかたも公園で遊ぶお子さんを見ながら一服できるので安心ですね。
店の前からケーキ作りの厨房をガラス越しに眺めることができます。 裏ではなく敢えて前面に厨房を置いたところが「factory」の由来なのかもしれません。
totoruで評判の「植村さんのチーズケーキ」を主役にしたのもPaLukeの特徴です。「客席のカウンターから厨房まで続く台の形を植村さんの焼くチーズケーキのイメージで作った」そうです。なるほどそう言われてみると形といい、色艶といいチーズケーキの一部を切り出したように見えます。
佐久間社長はじめtotoruの皆さんが知恵を絞って設計した小ぶりの店内はtotoruとはやや趣が異なります。ドーンと置かれた石の塊のようなカウンターが客席に向かって、チーズケーキが焼けて膨らんできたような動きを感じさせるちょっとした異空間的雰囲気も作り出しています。
カウンターのガラス越しに厨房の動きが見えるのも「工場見学中」のようで楽しいものです。
「植村さんのチーズケーキ」の植村さんはどんな人なのでしょうか。
totoru建築中にメンバーの駐車場を提供していたのが植村さん。totoru完成を祝って趣味の手作りチーズケーキを差し入れたことがきっかけとなり、以来totoruのチーズケーキは植村さんが作ることになったそうです。
植村さんの方も「ちゃんと礼儀も知っているし皆気持ちが良い連中なので年の差を忘れてすっかりtotoruのメンバーが気に入ってしまった」と今回のPaLukeプロジェクトも全面支援することになりました。
植村さんは学校卒業後ミシンの販売や貿易会社でブラジルサンパウロ勤務などを経験したのち当時六本木にあった日本のチーズケーキの草分け「洋菓子のクローバー(CLOVER)」に勤務。営業として活躍する一方「自分のチーズケーキを作りたい」気持ちが強く、高島屋への転職を機に「趣味のチーズケーキ作り」を始めたそうです。植村さん42歳のときでした。趣味とは言えチーズケーキ作りは既に30年以上と年季が入っているのです。
PaLukeでは新らしいスティックタイプやこれまでのプレーンタイプを中心に店内ばかりでなく持ち帰りなどの外販に力を入れていくそうです。
「これからはシニア向けのケーキ教室もやってみたい」と植村さん。「植村さんのチーズケーキ」はこれからも多方面で活躍しそうですね。
(2016/05/30掲載)
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