「パンさんの界隈中華料理めぐり」第一回 中華料理 仙鶴樓
「パンさんの界隈中華料理めぐり」
2016年4月に開催した「クッキーと桜めぐり」のレポーターをしていただいた中国からの東大博士課程留学生、パンさんに「界隈の中華料理店レポート」をしていただくことになりました。(中国の方が活躍しているお店)
第一回はドミの一階にある「仙閣樓」です。
中華料理 仙鶴樓 探訪 (2016, 07,22)
〒112-0002 東京都文京区小石川5丁目6−9 ドミ小石川ビル1F 電話 03-3945-1566
筑波大学東京キャンパスのすぐそばにある、中華料理屋さん仙鶴楼を訪れました。開店してからすでに11年、店長の陳さんの人柄か、人情味溢れているところでした。
茗荷谷駅から、湯立坂に向って2分、すぐ右手に赤色の「仙鶴楼」看板が目に止まります。半円アーチ扉をくぐると、地下1Fに和・洋・中、混ぜ合う内装が広がります。ここで、上海出身の女性店長陳さんと中国東北出身のコックさん二人。合計三人で中華料理屋さんをやっています。
もともと、イタリアンレストラン(レストランDADA)の場所で、知人から任せられていて、また娘さんのために、教育環境のいいところに暮らしたいという考えもあって、この土地に住みついたと陳さんがおっしゃいました。学校が並ぶ茗荷谷界隈、この料理屋さんも大学研究室や医師会の方々にも愛用していただいているようです。店内も、テント型のランプや壁際の長椅子、細長い背もたれが特徴となっている椅子(松坂屋で1年かけ特別にあつらえた手作り品)や、トイレにある馬の置物など当時のイタリアンレストラン内装もちょこちょこ残っています。
名前の由来について、中国で長寿・縁起のいいシンボルで、仙人の乗り物、仙鶴からなぞったそうです。
お料理は陳さんの故郷、上海の味がベースで、日本人の口に合うよう、工夫されています。 毎日届けられる新鮮な野菜を使っています。 その日、日替わりランチセットの「木須肉」(キクラゲと卵の肉炒め)をいただきました。
720円のお値段で杏仁豆腐のデザート付きで、ボリューミーです。肉が柔らかく、上海風味の甘みもありました。陳さんのお話によると、学生さんのお財布事情も配慮していますから、千円を超えない値段で設定しているそうです。夜でしたら、貸切パーティーや宴会も対応していて、一人当たり3,500円程度の値段で、ボリューム重視のメニューを提供しています。60人ほど入れるスペースとして、このあたりではなかなか少ないのではないかと思います。
今度この周辺で「宴会の幹事役」を引き受けたり、「今日は中華料理気分かな」と思ったら、ぜひご利用してみてはいかがでしょうか? (2016,07,27)