庭の家カフェ ひだまり
庭の家カフェ ひだまり
11:00am – 4:00pm(火曜日、金曜日は7:00pmまで)
文京区千石2丁目44-11
Tel: 03-6902-9476
Web: http://www.hidamari.tokyo/
茗荷谷界隈からは少し足を延ばすことになりますが場所と入口を発見する楽しみもある「隠れ家カフェ」です。
界隈をフォローしていただいている方から「ぜひ!」とお勧めいただきました。
千川通り窪町東公園から植物園横の網干坂を上りきって突き当りを右折。直ぐに左折して十中と林町小学校の間を進み、突き当りを右折、すぐに左折して突き当りを右に向かった右側に入口の看板があります。わかりますか?
入口と書いてあるところを覗いてもそこは人がすれ違えないほど家と家の間の狭い通路。果たして入って良いものかと考えてしまいます。
「庭の家カフェ ひだまり」の魅力の一つは、この10メートルほどの狭いアプローチと通り抜けると急に広がるお庭とのギャップです。「隠れ家発見!」という気分になります。中には自転車を何台か置く場所もありますよ。
「庭の家カフェ ひだまり」は築56年の庭付き家を一部改装して昨年(2017年)1月に開業しました。庭の一角には桃と南高梅の木。「実を狙って近くの植物園から鳥がやってくる」そうです。
「以前は、この前の道沿いにも商店が並び賑わいもあったのですが、今は住宅だけになってしまいました。この周囲には幼稚園、小学校、中学校などあるので送り迎えの親御さんや、子供が楽しめる場所にしたかった」と説明するのは町会や簸川神社の祭礼でも活躍する地元白山育ちのオーナーの伊藤さん。お仲間の皆さんに「自分がオーナーだったらどうするというアイデアを出してもらった」そうです。こうして生まれたのが子供さんサイズのカフェテーブルや椅子。靴を脱いで遊べる3畳ほどの和室。天井近くの壁には水彩画家が描いてくれた絵。子供達が自由に落書きできる洗面所の壁。伊藤さんの出したアイデアは縁側とカフェに入るスロープだそうです。 2階のスペースは学研さんの塾になっています。
伊藤さんのアイデアはカフェだけにとどまりません。 「新しく商品の販売やイベントをやってみたい方にもスペースを提供したい」と営業時間を敢えて11時から午後4時まで(火, 金は午後7時まで)にしています。これは朝の時間や夕方の時間を使うイベントの企画などに配慮したもの。これまでに開催されたイベントは50種類以上、月に30~40件の問い合わせがあるそうです。例えば、書のイベント、生け花、アート作品展示、子育てやヨガ教室や試食会、中には「古民家の使い方」セミナーなども。こうしたイベント開催者同士がアイデアを出し合ってまた新たな利用も始まっています。伊藤さんの狙い通りの展開ですね。千石の隠れ家カフェ。新たな物語の始まり始まり。(2018年4月23日)