第5回クッキーと桜めぐりレポート
素敵なレポートをお寄せいただきました。
第5回 クッキーと桜めぐり 体験記
石家 佳奈
5年ぶりの開催となった「クッキーと桜めぐり」。2年前に関西から上京してきた私にとっては、今回が初めての参加でした。
写真1:桜の見所と地域のお店を掲載したマップがイベントのチケットに。
私は住まいも職場も茗荷谷にあり、日々の多くの時間をこの街で過ごしています。自然豊かで落ち着いた雰囲気があり、随所に歴史を感じることができる茗荷谷では、おしゃれで粋なお店にもたくさん出会うことができます。
今回の「クッキーと桜めぐり」では、特にそういった新しいお店や人との出会いが、私の中ではとても印象的でした。
写真2:中央の桜メレンゲはクネーテンからのプレゼント。店内のかわいいお菓子たちも併せて購入。
桜を見ながら街を散策し、途中で参加店舗に立ち寄ると、クッキーなどのプレゼントをもらえる「クッキーと桜めぐり」。今回私はお昼前から散策を始め、カフェや播磨坂でのランチやおやつを挟みながら、約5時間ですべてのお店をまわりました。
写真3:各店舗でスタンプを押してもらうシステム。10個以上集めるとご褒美も。
今回の参加店舗25店舗のうち、私が元々知っていたお店は18店舗、そのうち利用したことのあるお店は、たったの5店舗。近くに住んでいて、知っていて気になってはいたものの、なかなか利用するきっかけがなかったお店がほとんどでした。
今回をきっかけにそれらのお店を初めて利用し、自分の中での認識が「知っているだけのお店」から「〇〇が素敵なお店」へと変わっていく度に、自分の住む街がどんどん広がっていくような感じがして、とても楽しかったです。
写真4:cafe&bar totoruで腹ごしらえ。今回初めて利用し、おいしい料理と素敵な空間の虜に。
もう1つのお目当ての桜の方は、今年の気まぐれな季節の影響で開花時期が遅れ、残念ながらまだ蕾の状態。しかし街の一角で、一本の早咲きの桜が力強く咲き誇り、素敵な姿を見せてくれました。
写真5:古川設備工業所塀際にて、早咲きの桜が一足早く咲き誇る。
社会人になり、最近は自分の住む街と関わる機会が少なくなっていたことに、どこか寂しさを感じていましたが、こうして街に繰り出し、地域を知ることを通して、街がより深く自分の生活に馴染み、居心地の良さにつながることを改めて実感しました。
地方から上京してきた人も、昔からこの地域に住んでいる人も、自分の住む街に少し目を向けてみると、きっとそこには新しい出会いや発見が待っているのではないでしょうか。
写真6:イベントの拠点である大塚地域活動センターでは、みんなの好きな場所を集めたマップも。
「クッキーと桜めぐりマップ」には、茗荷谷の素敵なお店や、知る人ぞ知る桜の見所が満載で、会期が終わってからも、街のお散歩マップとして大活躍してくれます。
ぜひこのマップを片手に、今一度茗荷谷の街を開拓してみませんか?
写真7:L’ESSENTIELLEにておいしいケーキと紅茶をいただきながら、まわる順番の作戦会議。