三味 重よし

三味 重よし
文京区大塚3ー24ー4 1階
TEL 03-6902-9540
営業時間 17:00〜23:00
日休み

10月25日にオープンしたばかりの和食のお店「三味 重よし」。以前「坐忘庵」のあった場所です。
店主の中島さんは山梨県石和温泉で40年間居酒屋「重芳」を経営してきましたが、ご子息たちのお勧めもあり、「思い切って石和の店を閉め東京に出ることにした」そうです。 ネットであたりをつけてたまたま選んだのがこの場所でした。今では小石川の住民にもなりました。石和温泉時代から「つき出し」に添えているのが「茗荷味噌」だったこともこの界隈と何かの御縁を感じたとか。なるほど。

店名はご主人の名前の重信の「重」と女将さんの芳子「よし」を併せたもの、石和温泉では「芳」を漢字のまま使っていましたが、「一歩控えめにしたほうが」と平仮名にしたそうです。このあたりお二人の事情はよくわかりませんが何れにしても仲の良いご夫婦の店であることは良くわかります。
店名の「三味」は「海の物、山の物、里の物」の三つの味を引き出す店という意味。お店の一番の売りは「お手頃な値段でいろいろな和食とお酒が楽しめること」と「女将さんの笑顔かな?(仲が良いです)」だそうです。 「特に変わったものはありません」とのことでしたが、メニューはなかなか興味深く拝見しました。「まずい塩辛(何でしょう?)」、揚げ物は「海鮮かき揚げ」に「河豚からあげ」、鯖も塩焼き、味噌煮、しょうゆ煮と3通りでそれぞれ500円とお値ごろ。ご亭主が17歳の時に覚えたと言う「チキンカツ煮」は石和の店では40年間人気メニューで「他店では味わえない一品」だとか。お酒には与謝野晶子が愛した山梨の銘酒「春鴬囀(しゅんのうてん)」も供されます。「血糖値が気になる方には菊芋(入荷があれば)もおすすめ」だとか。
額は永平寺77世丹羽廉芳貫主直筆「雲無心」だそうです。

住み慣れた郷里を離れ、縁もゆかりもなかった茗荷谷界隈に来てくださった76歳の決断に敬意を表し、成功をお祈りします!(10月30日)

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